ガーデンファニチャーとは
GARDEN FURNITURE
ABOUT
ガーデンファニチャーについて
ガーデンファニチャーとは、 屋外用に制作されたファニチャー (家具)の総称であり、アウトドアファニチャーや屋外家具とも呼ばれています。
歴史
18世紀後半から19世紀の産業革命により、人々の暮らしや働き方、 余暇の過ごし方に大きな変化がもたらされました。金属製品(鉄製品)が大量生産できるようになったことで、椅子の素材にも鉄製品が生まれ、大量に供給することが可能になったことから、 ガーデンファニチャーも普及するようになりました。
1950年代には日本にもガーデンファニチャーが誕生し、 時を同じく素材開発が進んでいったといわれています。
1990年代にはハイエンドブランドのガーデンファニチャーが登場し、アウトドア空間での暮らしに豊かさが加わりました。
そんなガーデンファニチャーと一般的な屋内用のファニチャーとの大きな違いは、なんといっても素材と耐久性です。
屋外では、紫外線や雨・ほこりやバクテリアなどの付着物等、過酷な環境にさらされ続けます。
そんな環境下では、一般の材質は腐食・腐敗し、退色していってしまいます。ガーデンファニチャーには、過酷な環境下にも対応できる耐久性が求められます。
また、その場の環境に合わせた適切な素材選定、適切なメンテナンスが必要であり、大切になってきます。
MATERIAL
素材代表的な屋外素材
金属
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アルミ
軽量で加工しやすい。地金は錆びやすいが、防錆加工により屋外用として使用されている。
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スチール
重量があり安価。ステンレスよりは錆びやすいが、表面の粉体処理で屋外用に。 海辺などの潮風が強いところには不向きなので要注意。
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ステンレス
重量があり強度もあり高価。強い素材だが、 海辺などでは錆が発生することもあるため、 粉体塗装されているものを選ぶことがベター。
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樹脂
ポリエチレンファイバー
潮風や紫外線に強く、塩素にも耐性がある。
形状の自由もきき、ラタン風などの編み込みで使用されることも多い。色褪せしないので屋外に向いている素材。 -
木
チーク
2000年以上前から使用されている建築素材。内部のオイル成分により、外部環境にも強い適性がある。経年変化でシルバーグレーになるが、強度に問題はない。チーククリーナーの使用で、色を戻すことも可能。
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繊維
アクリル
原素材の顔料や製造方法によって差がある素材。糸になる前の繊維段階で着色されているものは退色しなくなるので、紫外線が強いところにおすすめ。屋内用かのような、ふっくら柔らかい質感も特徴。
QUALITY & TECHNOLOGY
品質・技術ブランドごとの品質・技術の一例
RAUCORD / ラウコード
High Quality is "K.RAUCORD"
世界が認めたドイツ品質
近年、日本国内でも"人工ラタン素材 "で編まれた家具をたくさん目にするようになりました。
しかしながらその品質の違いは、はっきりと目で見ることができません。
その為、どの素材・製造方法が最も信頼できる品質を提供できるのかを決めるのはとても難しい作業です。
"K.RAUCORD"は信頼できる全天候型家具として、すべての素材・製造方法が屋外の使用に100%ふさわしいことを示すために、最も高い品質基準を設けております。
その品質の高さを示す、検査やデータの一部をご紹介します。
- 10万サイクルの耐久試験をクリアし、海外生産の商品を安心してご使用いただけます。(*JIS規格に準拠)
- 70°Cから-70°Cまで耐えることができ、気温の高くなるリゾート地や低くなる寒冷地などにもご使用いただけます。
- 5,000時間* にも及ぶ、紫外線と風化テストをクリアしています。その為屋外で1年中安心してご使用いただけ、費用対効果に大変優れています。(*3,500→5,000時間に向上しました。)
- 塩素プール水・サンローション・クエン酸などの対化学薬品テストも行い、日常的な化学物質にも耐えることができます。
PIEDS NUS Classic / ピエニュクラシック
Quick Dry System
雨のあと、
約1時間で使用できます
クイックドライフォームは通常のクッション材とは異なり、特殊なポリウレタンの構造になっています。一つひとつの繊維が非常に粗く、水を吸収しにくいためすぐに乾きます。また、クッションカバーの底面はメッシュ生地になっており、雨水がそのまま下に排水されるようになっているので、安心して外でお使いいただけます。
通気性、速乾性に優 れているため、カビの繁殖を最小限に抑えることができます。
またその特殊な構造から、クイックドライフォームのクッションはへたりにくく、快適な座り心地を長い期間楽しむことができ、メンテナンスフリーを実現します。
QuickDry systemとは撥水加工を施したクッションカバーとQuickDryFoam® (クッション材)で構成されるクッションです。
クッションカバーは撥水加工により水の浸透を最小限に抑えます。QuickDryFoam®はポリウレタンの目を粗くすることで水を通しやすくし、防カビに優れたクッション材です。
このクッションカバーとQuickDry Foam ® の組み合わせは、座り心地と屋外使用を可能にしたシステムです。 雨や霧にさらされた際は必ずカバーからはずし、クッションを立てて置いて下さい。
また、長くご使用いただくために、長期間使用しない・ 雨が続く等の場合は、屋内での保管もしくはファニチャーカバーの使用をお勧めします。
MAINTENANCE
メンテナンス
ステンレス・スチール製品
日常のお手入れは、柔らかい布でからぶきしてください。 表面に汚れを発見した場合は放置せず、よごれを除去してください。 汚れがサビの原因になる恐れがあります。
また、雨天後の濡れた状態や潮風に常時あたるような環境下でのご使用もサビの原因となります。
サビが発生した場合は市販のステンレス用サビ落とし剤で除去し、 ステンレス用サビ止め剤を塗布してください。
サビを放置しますと、 サビの落下やサビ汁の落下によって周囲の床や壁・衣類などに付着する場合がありますのでご注意ください。
アルミ製品
アルミニウムは非常に傷つきやすいので丁寧に取り扱ってください。 キズがつくとそこからサビが発生することがあります。 小さなキズでも早めに修復されることをおすすめします。 通常、表面には防錆塗装や樹脂塗装などがほどこされていますので、定期的な中性洗剤でのクリーニングで長くお使いいただけます。
水に濡れた状態や、水に濡れたものが直接アルミ面に接触した状態で長期間放置すると変色などの恐れがありますので、 ご注意ください。 塗装仕上げの製品は専用のワックスをかけると表面のツヤが増し、 美しく保てます。
樹脂製品
汚れやほこりが沈着しないよう、 日常のお手入れでは水ぶきを行ってください。
汚れが目立つようでしたら、柔らかいブラシと薄めた中性洗剤を使用して汚れを除去してください。
クレンザーや目の粗いもので磨くと表面に細かい凹凸ができ、 ほこりが溜まりやすく取れにくくなるので注意してください。
チーク製品
日常のお手入れ方法として、水に浸して固く絞った布で表面についた汚れやホコリをふき取ることで、汚れの沈着を防ぎ、 家具をきれいに保つことができます。 特にテーブルは食べ物の脂肪分が付いたり、コーヒーのような濃い色の飲み物がこぼれたりすることがあるので、 その場合は速やかに拭き取ってください。 放置すると木材の中の組織に入り込み、シミになることがありますので注意してください。
チークも多くの木材と同様、 紫外線に当たることにより変色します。 およそ1ヵ月ほどで色が薄くなりはじめ、徐々にシルバーグレーへと変化します。
また、最初はチークのもつオイル分により、表面は滑らかでしっとりとしていますが、 変色するのとともに木の表面がザラッとした肌合いになることがあります。
これは表面のオイルが蒸発しただけであり、 内部には十分なオイルを含んでいます。 変色 ざらつきともに表面上のことで、強度や耐久性に問題はなく、、 特別なお手入れは不要です。 気になる場合はチーククリーナーを使用したり、サンドペーパーで表面を磨きとってください。
黒い色の変色が斑状に現れた場合は、 カビ等のバクテリアが繁殖しつつある状態なので、 市販の専用クリーナーでこまめにお手入れしてください。
保管方法
基本的に、クッションなどのファブリック類は屋内での保管をおすすめしております。屋外用の素材とはいえ、濡れたまま放置されますと、カビが発生することがあります。濡れてしまった場合は立てかけて水を抜き、きちんと乾かしていただくことが大切です。ファニチャー本体も、長期間ご使用にならない場合や梅雨時期などは、物置などの換気のできるところへ保管していただくか、ファニチャーカバーの使用を推奨いたします。ファニチャーカバーを使用される場合、長期間カバーを被ったままだと蒸れて結露が発生する恐れがあるため、定期的にカバーを外して換気をしてください。