COLUMN / コラム
クウネル世代
- 2025.12.19
- 50代コラム
『クウネル世代』
このワードって、聞いたことありますか?
これは、
「クウネル」⇒「食う寝る」が語源の造語でして、
この生活の基本である「食べる・眠る」を楽しみながら豊かに実践する人たちのための雑誌、『Ku:nel(クウネル)』というものがあります。
つまり、この読者である(時間や貯蓄に多少のゆとりがあり落ち着いた生活をする)ターゲット層50~60代をクウネル世代と呼んでいます。
このKu:nel愛読者の特徴としては、フランス人の自分らしいファッションや生き方、そしてシンプルで洗練されたライフスタイルに大きく影響されているとこで、
Ku:nelは好奇心旺盛に人生を楽しむことに積極的なオトナのバイブル誌なのだと私は思っている!
学生時代に見た日産セフィーロのCM、糸井重里氏の『くうねるあそぶ』というキャッチコピーが強烈に記憶に残っている人もわたくし年代では多いのでは?
この語源も、落語の「寿限無」に出てくる「くうねるところにすむところ」から発想を得ていて、人間が本来持っている欲求(食欲、睡眠欲、遊びたい欲求など)に正直に生き、心身をリフレッシュさせることの重要性を説いているのだ。

今のクウネル世代は、元を辿れば雑誌『Olive』を愛読書としていた世代ではないか?
(※あくまでもエゴイスティックな見解です)
1980年代、あの時代のど田舎に住むティーンエージャーは皆、
少女コミック『マーガレット』とファッション誌『Olive』の
発売日を楽しみに生きていたのだから(※あくまでも個人の経験談です)
※今はなき『Olive』(オリーブ)とは、女子中高生向けのファッション雑誌で、
もちろん当時からファッション誌の主流は『アンアン』や『non-no』だったが、このオリーブという雑誌は他のファッション誌とは少し違っていて特定のサブカルチャーに特化したものだった。
私はそのoliveという雑誌に特別な思いをもっていたのだ。

年頃になると気になる異性や、周りの人から目。それらを意識したファッションやヘアスタイルは、どの雑誌でもよく特集していたが、オリーブはそういった目線ではなく、自分らしさを追求したものが多かった。
なかでも「パリ」や「リセエンヌ(フランスの中高生)」の個性溢れるファッションやライフスタイルをテーマにした号は最高!
oliveはガチガチの校則の中で生きる(長い髪をひっつめた制服スカートひざ下5㎝の)冴えない女子高生を解放的な世界にタイムリープさせてくれる場所だった。
私はその世界観に没入する時間が何よりの楽しみだった。
そして何よりOliveは他の雑誌より安かった!!!
神だ。
そんなんで すっかりパリの虜になったオリーブ少女が成長し歳を重ね、行き着いた先が『Ku:nel』なのではないかと考える。

しかし、そんなパリっ子に恋焦がれる片田舎のオリーブ少女は、上京すると『バブル』という波に乗ってしまい、せっかくのフランス旅行は、ほぼ浮かれまくりのミーハー旅で終えてしまったのは未だに後悔。
その後、早い年齢で結婚・子育て・共働きと怒涛の日々が始まり丁寧に生きるどころではなくなってしまった。


しかし、あれから30年。令和となった現代、この時代に大きな革命が訪れた。
それは『Netflix』や『YouTube』などの動画配信サービスである!
この動画配信の出現によってボタン一つで世界各国の様々のエンターテインメントが自宅で簡単に観られるようになった。
かつてのオリーブ少女はここで各国のドラマやドキュメンタリーや全世界の人々の日常の動画に夢中になり、oliveを夢中で読んでいたあの頃のワクワク感が蘇ったのである。
それはドラマのストーリーだけではなく、画面を通して知る国民性というかその国の特徴的な気質や行動や会話が興味深いのである。そこには私の知らない世界が無限大に広がっている。 2時間ものの映画ではちょっと知りえなかったその部分が実に面白いのである。
ドラマなどはフィクションなので多少の誇張や揶揄、美化はあると思うのでそこらへんは話半分くらいで受け入れているのだが、それでも日本人ではありえないストーリー展開や人物像はとても面白い。
アメリカ、韓国、フランス、等々各国特徴的でどれも目新しい。
海外特有と思われる、ビジネスの感覚、恋愛への行動力や、思考の切り替えの早さ、他者に余計な気を遣わないところや、コミ力の高さ、まず自分の意見をしっかり主張しあうところ、でも他人の意見もちゃんと尊重し受入れ、そしてリスペクトをもっているところは観ていて心が軽くなる。
そして、そこで目にしたフランス女性はやはり自由だった!
自分らしさを大切に、上質でシンプルな暮らし。
年齢を重ねたからこそできる洗練されたライフスタイルで、
ありのままの年齢を美しく生きるという価値観。
「私は私」「ほかの人にどう見られようと関係ない」といった個人主義が根付く国。
ファッションに「年相応」や「体型カバー」など求めていない。
ヘアスタイルに「若々しく見られたい」「親しみやすい印象を与えたい」といった『他人からの評価』を求めない。
それが「自由」と「個性」を重要視するおフランスなのである。
生まれ育った環境や歴史的背景、文化、政治、そんな様々な要因で形成された国民性は簡単には変えられないし、変えなくても良いものも勿論沢山ある。
我が日本にも謙虚で礼儀正しく思いやりがあって協調性を重んじる素晴らしい国民性があって、そこはとても誇れるものだ。
時代の流れと共に価値観や意識の変化、グローバル化の進展によって新たに生まれる価値観など、それらを柔軟に取り入れながら、クウネルを生きていきたいと願う。

でも実際は、ファッション一つとっても自由を実践する事は今の私には難しい。
何が難しいかって、正解が分からないとこ。
なんでもかんでも自分の好きな洋服を着れば良いということでもないだろうし。
正解なんてない!自分の好きなように着るの!
とか思ったとて、
好みの服でも自分には似合わない服もあるし、デザインがステキでも着心地がイマイチだったりもあるし、思い描いていたイメージと違っていたり、なんか私っぽくなかったり。
『目立つの恥ずかしい』とかもあって結構迷う。
なので、なんかいろいろ悩みながら、結局今は
着ていて気持ちが上がるかどうかで服を選んでいます。
地味とか派手とか組み合わせが変とか関係なく、
どんなファッションであろうが着ていて気分があがるもの。
答えは自分の心に問う。
今はまだファッションに自分らしさを見つけられなくても、試行錯誤を繰り返していれば、いつかは自分的にしっくりきて、品があって、センスもあって、そして何より自分らしい着こなしが出来るようになっているかもしれないし。
まずはクローゼットの中を自分好みでいっぱいにしてみよう。
自分が価値を見出したものには、時には投資も必要よね。
でもホント、自分のお気に入りがいっぱいのクローゼットは日々を楽しめると思う。
服・ランジェリー・バック・香水・アクセサリー・メイク・腕時計に靴!
考えてみたら、この世の中いろんなモノがあるのだから臆することなくいろいろ試して楽しまないと損よね。
そんな感じで日本中のマダムたちが気兼ねなく(ちょっとの勇気をもって)自分の好きな色やデザインにチャレンジできたら世の中が賑やかになりそうでワクワクだ~

本日はKu:nelのお話でした。
『50代。パリマダムを目指すカシワマダムの修行はまだまだ続く』
きっと、人生は楽しい。
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