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COLUMN / コラム

ゆらぐオンナ

  • 2024.12.17
  • 50代コラム

 

50代。

 

いくら目を背けても、

いくら気付かないフリをしても、

 

50代には決して逃れられないものがある。

 

 

それは、

 

 

『ザ・更年期』

 

 

そう。否が応でもやってくる。

招かざる客の如くやってくる。

 

初めて妊娠した時のように、

(または初めての新型コロナワクチン接種ように)

いくら予備知識があっても、

我が身で体験するまでは、自分の体内で何が起きるのか分からない。

 

症状に個人差は大きく、自分に全く当てはまらないこともあれば、

聞いたこともない症状も出てくる。

 

 

更年期障害。

その時が本格的にやってきた時、自分はどうなってしまうのか、

それはいつ始まり、いつ終わるかも分からない。

 

いや、

もうすでに始まっているかもしれない…

 

 

とても厄介だし不安だ。

 

 

だけど、生きてく上でちゃんと向き合わないといけない事の一つであることは心のどこかで分かっている。

 

対象年齢となるいわゆる更年期世代である40~60歳のうち、軽度の症状を含めれば60~80%が何らかの症状を有するともいわれている。

なかなかの高確率である(・・;)

 

 

 

 

 

更年期と向き合うには、

まず更年期がどういうものか、基礎知識を得る事だ。

 

敵を知る事は、戦いを想定でき、対策が練れる。

 

 

なってもいない事を憂いなかれ、とも思ってしまうが、

不安を抱えているより、

問題解決への道があるなら、早くそこに辿り着きたい。

少しでも快適に更年期を乗り切りたい。

 

備えあれば憂いなし、だ。

 

 

 

 

 

一般的に思春期、性成熟期を経た45歳~55歳くらいを『更年期』とよび、

動から静へ移る不安定な時期のため『ゆらぎ期』と呼ぶらしい。

 

それでいくと私は、ゆらぎ世代ど真ん中。

 

私は今 ゆらいでいるのだろうか?

 

心は比較的安定しているとは思うけど、確かに体の不調は多い気がする。

疲労感・頭痛・不眠・肩こり・胃痛・・・

 

これまでもよくある症状ではあるけど、日々不調というのはなかったと思う。

やはりこれは始まっている証拠か?

 

でもこの不調、ワタシ的には 一人で乗り切るのはちょっとしんどい。

これを乗り切るために、誰かしら、できれば心許せる身近な人に今の自分の状態を、ちゃんと理解してもらえていたら安心して更年期障害と向き合える気がする。

 

凄く分かりやすい絶不調の時だけでなく、

『ちょっと体がダルいな~』

『寝込むほどではないけど頭が重い…』

『些細な事で涙がでるよ~』

『やる気がイマイチ起きない(´・_・`)…』

こういう『ちょっとした』症状を気にかけてくれたら嬉しいかも。

 

 

西野カナちゃんの『トリセツ』じゃないけど、

 

急に不安になることがあります

わけを聞いても

答えないくせに ほっとくと怒ります

いつもごめんね

でも、そんな時は懲りずに

とことん付き合ってあげましょう

 

 

更年期じゃなくても女性あるあるかもしれないけど(笑)

女性のちょっとした異変に気付き、理解し、上手くアシストしてもらえると救われる事が多々あります。

 

男性は生きている間、ずっと精巣の機能が持続しますが、女性の卵巣は機能が滞りそして止まります。この女性特有の大きな変化は心身にとても大きな影響を及ぼします。

症状が重いと、うつ病に似た症状で何年も寝込んでしまうことも。

そんなゆらぐ自分に寄り添ってくれる人がいたらなんと心強いことか!

 

それはそれは周りからしたらちょっと(たくさん?)面倒くさいことかもしれないけど、

ゆらぎ世代の奥様、恋人、パートナー、女友達、姉妹、スタッフなど身近に近しい女性がいる方、どうか優しく包み込んであげてください。

いつかは終わりますので。

 

本来の私はもっと頑張れるんです!

でもいまはちょっとしんどいんです。。。

(たぶん、こんな心境なはず…)

 

 

 

 

 

そもそもこの更年期に起きる体調不良の仕組みはどうなっているのか?

 

まずお年頃になると卵巣の働きが低下してくる→そうなると女性ホルモンが減少→

体が異変を感じ『どうした!?ホルモンが足りないぞ』ってなる→

脳が『元に戻さないと!』と慌て、卵巣をコントロールしている下垂体から、性腺刺激ホルモンを大量分泌して卵巣に『女性ホルモン出せー』と叫ぶ。

→しかし、いくら言われても出ないモノは出ない。

卵の数は増える事はなく年齢とともに減っていくだけだ。

卵巣は『え?なに?もう店じまいですけど。』って感じ。

でも脳は簡単にあきらめない→指令をガンガン出し続ける。

それがいかん。

下垂体は、自律神経や免疫系にも関わっているので、こんなバランスの悪い状態が続くと、体の様々なところに影響が出てきてしまうのだ。

 

 

 

 

 

そんなアンバランスな状態は体内だけでなく、外見の変化にも如実に表れてくる。

 

でもそれが自然の摂理。更年期なのである。

 

 

 

そんなゆらぎ世代の自分が最近考えるていること。

 

◎カタチが変わることを受け入れる

ここ数年、謎のお肉がお腹周りに集合してきた。

でもこの体型が受け入れられずそれに抗ってきた。

ダイエットがんばってこのお肉なくしてまたビキニ着る!って思っていた。

 

でもそれは間違いだった。体型の変化はお腹だけじゃなく全身に起きている。

更年期+老化で骨は痩せ、筋肉は衰え、肌はハリを失い、髪の毛の艶は減っている。

だから例えお腹のお肉がなくなっても、若かりし頃の自分には戻れない。

 

自分が目指さないといけないのは、ダイエットでお腹を凹ますことだけではなく、睡眠・運動・バランスのとれた食事を心掛け、心身を健やかに保ち、年相応の健康的な体型を知り、少し丸くなったこのカタチを受け入れる事なのである。

水着はナイスバディの人たちのためにあるわけではなく、海を楽しむためにあるのだ!

モデル体型ではなく、まずは健康体型であること。

 

 

◎マダムメイクをやめる

写真写りが悪いな~と思い始めて早数年。それは写真写りの良し悪しではなかった。

もう、その顔なのだよ。

口角が下がり、目はくぼみ、頬はたるむ。明らかにパーツの配置が変わり、顔色はくすみがち。

若い頃のメイク(キリッとした眉・真っ赤な口紅・くっきり縁取りアイライン)をそのまましているとキメッキメッのマダム顔になってしまう。

(もちろんそれが似合う方もいますが!)

私はとても平均的な日本人顔。目指すは明るくナチュラルな清潔感のあるメイク。

眉毛はしなやかにアーチ型。下地は顔色をカバーするオレンジ系、そして薄付きファンデで透明感を。あとはクマをちょっと隠し、血色を良く見せるチークをのせ、リップは肌色に合った保湿の高いものを。

メイクで顔を作りこむのではなく、ありのままの自分を活かすことが大事。

そして何より顔の表情を豊かにすることが重要。

いくら老眼がひどくても、眉間にシワばかりよせてないで優しい微笑みを絶やさないこと!

 

 

 

 

 

 

月経・妊娠・出産。 思春期・更年期・閉経。

女性の体は幾度となく変化を経験します。

 

その都度、様々なライフステージで女性特有の病気や痛みに悩まされながらも乗り切ってきて、最終的な『老年期』を迎えるために今が佳境なのではないでしょうか?

 

老年期を元気に若々しく過ごす、魅力に溢れた女性がたくさんおられます。

だから、ここが頑張り時です。

 

いや、がんばらなくていい。

ただ受入れ受け流す術を身につけよう。

周りにサポートを頼んで、辛いときはツライって言って、自分を甘やかして、

イヤな事があったら全部更年期のせいにして、

しんどい時はすぐ病院へ行く。

 

更年期障害のつらさは耐えるべきものではないのです。

 

 

なんにせよ、ポジティブな気持ちが大事。

この変化もポジティブにとらえる事。

 

 

そう。今度ポジティブノートを作ってそこにポジティブになれることを

たくさん書き込んでいこう!

私、楽しいこと考えるのけっこう得意な妄想族なのでそのノートすぐに埋めれそうな気がします。(笑)

 

 

 

 

 

本日は更年期のお話でした。

『50代。更年期終えれば最強になれる説』

 

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